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【ぼくの県展回顧録】 第56回 平成14年(2002)高知県展               NO.32

2002年語呂合わせのように 丁度2002点の搬入点数

審査員は田沼武能氏。
「写真は今誰しも撮れる時代。写ったと写したとでは全く違う。そこには撮る感動がなくてはならない。人の手を借り、どう見せたら良いのかの感性があること。感性のある人は好奇心も旺盛だ。良い写真を撮る要素がそこにある。
50年子供の写真を撮ってきても、もっと良い写真が撮れるだろうと思うから撮り続けている。メッセージが来ないものはだめだ。入選落選の境界がそこにある。誰にも受け入れられる写真は個性に乏しい。」(聞き取り審査評から)
搬入者総数661人(女性191人、50代169人、60代210人)。
作品総数2002点(モノクロ175点)
クラブ関係28人、102点。
入賞入選作品は次の通り。
褒状  
川村邦夫『黄金のフープ』、東富晋『主役たち』、山崎静香『浜風』。
入選
高新幡多文化教室大原啓良「パパごめんなさい」。市山秀明「濡れた時間」。藤田享実「かっちゃんの散髪」。野村節子「秋みつけた」。明石正「ジャンプ」。武内和子「チャーミング」。宮地幸「訪問」。金沢あけみ「どろんこ」。吉田公一「思い出」。川村光顕「見よってョ」。牛腸典代「夢」。毛利弘人「笑顔(ほほえみ)」。依光淳子「休日(パキスタン)」。宮村洋子「夢膨らんだ」。三宮洋子「小雨の中で」。北村光子「夢の中」。岩郷緑「桜参道」。田村啓「明日に向かって」。
 ぼくの作品は『或る家族の肖像』。ベナレスからサールナートへ行く道中に出会った家族だった。日盛りの暑さを避けて、木陰などで休んでいた。停車を要求し撮影時間を取る。20年も前、植田先生から「今日はあなたが、ここぞと思う良いところでストップをかけなさい」が撮影旅行では今も生きている。「後に悔いを残さないよう、皆さんでゆっくり撮りましょう」。
 籠ベッドの幼児を中におばあちゃんやおじいちゃんが居場所を定めて見守っている。日本の生活習慣から消え去った温かい家族愛がある。母親が帰ってきた。一方あちらの掛布団がもそもそもっこり動いた。大きな頭がヌーと出た、ぼくのカメラは逃さない。そこへ牛を引いて父親が笑いながら帰ってきた。ここまで見ればどんな家族なのかおおよそ想像がつく。ヒンズー教も仏教も超越した絆の強さが見える

第56回「ある家族の肖像」2枚組 インド ベナレス 2002年

 くろしお国体年でクラブ員もゴルフとバスケットに撮影協力した。
 11月、ネパールはカトマンズ周辺、そしてベナレスへの撮影旅行を企画する。少人数ではあったが須崎の田村さん たえさん親娘や由美を伴い出かける。
 ラ・ヴィータ勤務でスタジオや婚礼担当になった武内忠昭ことTADAKOVが、遂に若手を集めて写真クラブを立ち上げた。会報『ラフディップ』も発行。従業員、その友達、大学のぼくの教え子、若い教室生など加えての構成。海のものやら山のものやら、沈没も遭難もしなければいいがと心配が先走る。どこへ行くのかの目標定めなければと。でも老婆心こそ若者への毒と、思い止まる。

                                   クラブ展代表作